上に乗せた蓋をはずすと、一輪挿しから普通の花器になります。右側の花器は絵を差し替えることができます。
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使い勝手にこだわった器
器の出来上がりを想像して、土に触れながら無心で作陶できる時間が癒しと充実感を与えてくれる。
最も身近な人が語る評は
●手造り感が無い
●凝り過ぎ
●魅力に欠ける
●使いづらい
など、確かに的をえている…なかなか難しい。
出来た器を黙って使っている時は合格かなあ・・・
次は何を造ろうか。
形と機能を掘り下げて、調和しているものの形が視えてくる。
そんな日々の陶芸は楽しい。
天野
器を作るとき、使い勝手を考え、そこにデザイン性を加え、どう作ろうかと手順を考えることが流れです。
その過程を楽しむことがものづくりの楽しさだと思います。
コーヒーカップの持ち手は持ちやすく、花瓶は一輪挿しにもなるように、どうせだったら模様も季節で変えられるようにと考えられているところが、楽しさいっぱいの作品です。
そして、緻密な計算なくしてできない技なのです。
講師:金澤
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